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うさぎの寒さ対策!温度管理のポイント3点をご紹介

うさぎ寒さ対策
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今回は、うさぎの寒さ対策と温度管理のポイント3点についてお話しします。

私は東北に住んでいますが、10月下旬から気温が急に下がり始め、11月には日中でも15度以下になり、12月は雪が降り夜は氷点下にもなります。

今は12月、室内は暖房を使っているので20~22度ですが、夜間に暖房を切ると室温は15度以下になります。

一番寒い2月の時期は、夜間の室温は10度以下まで下がります。

室内で飼っているうさぎ(名前は、うさこです)もこの環境にいて、寒くなると自分で寒さ対策を始めます。

飼い主の私は、うさこのお手伝いと室内の環境の冬支度をします。

 

うさぎの寒さ対策

うさぎ防寒

10月ごろから冬の寒さ対策が始まりますが、

  • うさぎが自分でする寒さ対策
  • 飼い主がする寒さ対策

があり、それぞれを見てゆきたいと思います。

 

うさぎが自分で行う寒さ対策

自然界のうさぎは、当然に寒さ対策を自分でします。

寒くなる環境のなかで、体を冬が乗り切れるように変えてゆきます。

自然界の冬は厳しいので生き抜くために必要なことを自分でやっており、主には2つあると思います。

  • 換毛期に夏の毛が抜け、冬の毛に生え変わる。
  • 食事の量を増やし体に脂肪を蓄える。

 

冬の毛に生え変わる

毛が生え変わることを換毛と言いますが、換毛期は春と秋で大量に生え変わります。

自然界のうさぎは秋の10月ごろに冬毛に生え変わりますが、室内にいるペットのうさぎは外界の気温に合わせて換毛するわけでもありません。

そのため、10月でなく11月や12月に毛が生え変わったりします。

うさこも11月末から12月の現在に冬毛に生え変わっています。

<飼い主のお手伝い>

ブラッシングする。換毛期は毎日ブラッシングして抜け毛を取ってあげます。

大量の毛が抜けて初めての時は驚きますが、2週間ぐらいで終わります。ブラッシングしないと、うさぎが毛づくろいで抜け毛を飲み込んでしまい、毛玉症という病気になることがあります。毛玉症になるとフンが出にくくなり、食欲が落ち衰弱してしまうことも多いので、早めに病院へ行ったほうが良いです。

 

食事の量が増える

自然界のうさぎは色々な植物(草木、野菜)を食べていますが、冬場はやはり食べ物が少なくなるので、食べ物が少ない冬場に備えて体に脂肪を蓄えるため食べる量が増えます。

ペットのうさぎは、冬場でも牧草、ペレット、野菜が飼い主からもらえますので、自然界にいるように脂肪を蓄える必要はありません。

それでも、冬場というよりこの換毛期には食事の量が増えます。

これは、毛を生え変わらせるために体力を消耗するので、その補充に食事の量が増えます。

<飼い主のお手伝い>

ペレットの量を増やす。目安は2割増し程度でよいと思います。

主食である牧草、ペレット、野菜のうち、ペレットの量を増やします。ペレットは栄養バランスが取れた主食で、私の場合は毎回20gのところ2割増しの24gにしています。これも、うさぎの食事の様子を観察して、飼い主がどれくらい増やすかを判断してください。冬の毛に生え変われば、通常の量に戻します。

 

飼い主が行う寒さ対策

ペットのうさぎは自分で環境を作ったり選んだりはできませんので、飼い主が気をつけてあげないといけません。

飼い主がする寒さ対策で重要なものは1つだけで、

  • うさぎが生活する場所の温度管理

これに尽きると思います。

うさぎの習性に適した環境作りや温度管理の方法をご紹介したいと思います。

 

温度管理のポイント3点

うさぎ寒さ対策

温度対策は飼い主の仕事になります。

まず初めに自然界のうさぎがどのような環境で生活しているか簡単に見たいと思います。

うさぎの巣穴を基準にする

ペットのうさぎの祖先はアナウサギと言い、ヨーロッパが原産です。

アナウサギは群れで生活しますが、草原の下にそれぞれが巣穴を作り、巣穴同士をトンネルで結んで、複雑な迷路のようになっています。

ヨーロッパの気候は緯度で言うと北海道に近く、イメージ的にも北海道の気候に近いと思います。

簡単に表現してみますと、年間を通し湿度が低く気温も低め、梅雨がなくからっとしていますが、夏は暑いが蒸し暑さはなく、冬は雪が積もり気温も氷点下で厳しい。

では、巣穴はどんなところなのでしょうか?

 

巣穴の気温や湿度は?

巣穴の環境の特徴は次のとおりです。

  • 外界の寒暖差や風雨に直接影響されない
  • 地中にあるため、気温はある程度一定(諸説あるようですが、15度~20度)
  • 湿度は地中になるため外界より高め

アナウサギは外敵や厳しい自然のなかで生き延びるためにこのような環境に適応してきたため、ペットのうさぎも同じ習性を引き継いでいると思います。

飼い主としては、できるだけ巣穴に近い環境にしたいと考えます。

 

飼い主の温度管理のポイント3点

自然界の巣穴に近い環境にするために、飼い主が行うポイントは3つあります。

  • ケージをどこに置くか?
  • 室温は何度がよいか?
  • ケージの中は適温か?

1つずつ見ていきましょう。

ケージをどこに置くか?

ケージの置き場所は非常に重要です。

ケージをどこに置くかで、うさぎの生活環境の大部分が決まり、対策の方法も違ってきます。

大きく分けて、ケージの置き場所は、

  • 室外(ベランダ、庭の小屋など)
  • 室内(飼い主が生活するリビング。玄関は除く)

になります。

先ほどの巣穴を基準にすると、望ましい環境は「室内」です。

ベランダなどの室外、家の中でも玄関は外界の気候の影響を直接受けるので、うさぎが快適に生活できませんし、健康を大きく損なってしまいます。

ケージの置き場は室内で、外気の冷えが浸透してくる窓の近くも避けてください。

飼い主が生活する空間でエアコンなど暖房が届くところ、これがベストです。

 

室温は何度がよいか?

これも同じく巣穴を基準にすると、15度から20度になります。

これでは飼い主が寒いので、多くの場合は室温22度から25度ぐらいだと思います。

うさぎもこの温度で暑いということはないようです。

エアコンの暖気が直接当たらず20度前後の置き場所があれば、そこにケージを置いてあげてください。

エアコンの暖気は上にたまりやすく、ケージのある低いところは思ったほど暖かくないこともあります。

ケージに温度計をつけて、うさぎの住まいが適温かどうか管理をしましょう。

 

ケージの中は適温か?

ペットのうさぎは自然界のうさぎと比較すると、寒暖差の適応能力は落ちていると考えられます。

ケージの中の適温は、18度から22度ぐらいです。

室内で24時間エアコンが稼働し室温が20度前後を下回らない場合は、寒さ対策は完了です。

ケージの中も室温と同じく24時間で20度前後で適温になっています。

 

ケージの中が適温を下回るとき

24時間エアコンを稼働している家庭は少ないと思います。

私の部屋も夜間に暖房を切りますので室温が10度から15度に下がります。

夜間に適温(20度前後)を下回るケースもかなり多いと思いますので、この場合のケージの中の保温方法を挙げておきます。

  • ケージの周りを毛布で囲む
  • うさぎ用ヒーターを入れる

うさこのケージの中も同じく10度から15度になりますので、私もこの2つの方法で対処しています。

 

ケージの周りを毛布で囲む
うさぎ寒さ対策

このように、上・後・両側を毛布で囲んでいます。

寒さ対策の一環ですが、こうして上や側面を布で覆うと巣穴に近い環境になり、うさぎがリラックスします。

夜は前面も毛布を下ろし、すっぽり囲い保温します。

ボード型ヒーターの活用例
うさぎ寒さ対策

トレイ、ヒーター、タオル(小)、わら座布団を用意します。

トレイの中にヒーターを入れ、その上にタオルを敷き、その上にわら座布団を置きます。

うさぎ寒さ対策

これで完成です。

ヒーターは両面タイプで高温・低温を選べるものです。

私は高温面を上にして、わら座布団を温める使い方をしています。

うさこもほんのり暖かく気持ちよいようで、わら座布団の上で過ごす時間が増えています。

私の家は共働きで、冬の日中もエアコンは切っており室温は20度を下回ります。

このため、ヒーターはほぼ24時間稼働させています。

最初は木の巣箱を用意しその中に敷きわらを入れましたが、うさこは巣箱の上に乗り中に入りません。

次にボードヒーターをそのまま入れましたが、これも上に乗りません。

試行錯誤して今の形になりました。

うさぎは胃腸の動きが悪くなると命に関わる状態になりますので、冬場は特にお腹が冷えないように気をつけてあげたいものです。

 

まとめ

うさぎ寒さ対策

うさぎの寒さ対策には、うさぎが自分で行う対策と飼い主が行う対策があります。

  • 冬毛に換毛する(うさぎが自分で行い、飼い主はブラッシングのお手伝い)
  • 食べる量を増やし脂肪を蓄える(うさぎが自分で行い、飼い主はペレット増量のお手伝い)
  • 温度管理をする(飼い主がうさぎの生活環境を考え適温を保つ)

飼い主の温度管理には3点ポイントがあり、

  • ケージの置き場所
  • ケージのある室内の温度管理
  • ケージの中の温度管理

特にケージの置き場所が非常に重要であり、うさぎの健康や寿命にも大きく影響します。

小学校や幼稚園の校庭にあるうさぎ小屋で飼育しているところを見かけますが、外界の寒暖差や風雨が直接影響する環境はうさぎにとって非常に厳しい環境になっています。

ぜひ、温度が一定の範囲にある室内で飼ってあげてください。

うさぎは寒さに強いと言われていますが、意外と暖房の近くが好きだったりします。

うさこを見ているとそう思います。

私の考えでは、ヒーターの役割は室内温度が下がったときに補完的に使うものでメインと考えない方がよいと思います。

ポイントとしては3番目です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。