今回は、うさぎの主食と健康に良く楽しい食事、おすすめのおやつについてご紹介します。
初めてうさぎを飼ったときに、「食事はどうしたらいいのかな?」と飼育書を読んだり、インターネットで調べたりしました。
うさぎの食事については、獣医さんやうさぎの飼育歴の長い人の間でも意見が分かれています。
「何が主食か」も意見の違いが見られます。
おそらく、「どのうさぎにとっても、これが正解」というものはないと思います。
どの飼い主も、お迎えしたうさぎが元気で長生きしてほしいと考えるはずです。
実際にお迎えしたうさぎの食べ物の好みや、健康・栄養管理を考えて最適な組み合わせを試していくことになります。
ご紹介するのは、私個人が最適と考える食事法ですが、初めてうさぎを飼う方の参考になればうれしく思います。
うさぎの主食と健康に良く楽しい食事について
まず、うさぎの主食は何か、どういう食事が好ましいかを見てゆきます。
主食とおやつの区分、健康に良いことと楽しいことのバランスをどう取るかで意見が違ってきます。
主食の考え方
私が主食と考えるのは、次の3つです。
- 野菜
- ペレット
- 牧草(干し草)
この3つの食べ物については、獣医さんや飼育歴の長い経験者の間でも「何が一番重要か」「主食かおやつか」の点で考え方に違いがあります。
では、獣医さんとうさぎ好き2人の意見を見てみましょう。
どの意見もそれぞれ筋が通っており、納得できる意見です。
15年前の私は、うさぎについては何も知らないので、まず獣医さんの意見に従ってみることにしました。
生後3カ月までの子うさぎの食事
休日にたまたま立ち寄ったペットショップで、可愛らしい子うさぎ(生後1か月過ぎぐらい)と出会いお迎えしました。
子うさぎの名前は、うさこです(ちなみに初代から3代まで、名前はうさこです)。
当時の私も妻も、うさぎのことを何も知らない状態でお迎えしてしまったわけですが、食べ物についてはペットショップの方から教えてもらいました。
下痢に注意
生後3カ月までは、何を食べてよいか慎重に管理する必要があります。
ペットショップの方から次の注意を受けました。
- 牧草は食べ放題(ケージの中にいつもあり、いつでも食べられるように)
- ペレットも食べ放題(最初は水でふやかして食べさせ、徐々に固形のまま食べるようにする)
- 野菜はあげない(生後2か月過ぎから時々あげてもよいが、小松菜1/3~1/2枚程度)
この段階では、野菜をほとんどあげません。
子うさぎは下痢をすると命にかかわる事態になることが多く、下痢を防止するためです。
生後3カ月を過ぎた時期の食事
3カ月を過ぎると、大人のうさぎと同じものを食べるようにします。
先ほどの獣医さんの意見に従い、牧草が主食で、栄養補給にペレットを副食の食事に切り替えていこうとしました。
体も大人と同じぐらい大きくなったので、食事量も管理しないといけません。
何をどれだけ食べさせればよいか?
うさぎの食事は朝・夜の2回です。
最初は、次のメニューでスタートしました。
- 牧草:食べ放題
- ペレット:体重2.5kgの3%(1日75g、1回は37gづつ)
- 野菜:キャベツ、小松菜の葉物を1/2枚、にんじん1かけら
ペレットについては、うさぎの健康を考えて開発された安全なものも多く市販されていますので、原料・成分や成長過程・年齢に応じて選べると思います。
購入するペレットはペットショップの方と相談して決めましたが、与える量が情報の幅が広く(例:体重の1.5%、3~5%など)、どうするか迷いました。
結局3%で与えてみて、食べ残しの有無や排泄したフンの状態を見ながら調整していくことになります。
野菜についても、同じく下痢をしていないか、フンが柔らかくないかを毎日見ながら量を調整しました。
うさこの好きなもの
こうして成長期の食事が始まりましたが、食べる様子を見ていると、うさこの好きなもの(先に食べるもの)とそうでないもの(後で食べるもの)があることが分かってきます。
うさこが好きな食べ物の順番は、
野菜>ペレット>牧草 になります。
牧草は5種類ほど試してみましたが、好んで食いつくものはありませんでした。
一方、野菜は大好きみたいで、特ににんじんは真っ先に食べ切ります。
一番重要な食べ物である牧草は、好んで多く食べているわけでもなさそうです。
それを見ていて、「うさぎのためになる食事って何かな」と考え始めました。
健康に良い食事と楽しい食事
朝・夜の食事のときには、小皿にペレットと野菜を入れて部屋に置きます。
うさこはケージから勢いよく飛び出して、真っ先に小皿の野菜から食べ始めます。
それを見てふと思ったのは、自分が10日ほど入院したときの病院食です。
病院食は健康管理のもとにあり、体には良いものですが、おいしい食事ではなく、楽しい食事でもありません(医療関係者の方、すみません)。
獣医さんが勧める食事は、なるほどうさぎの健康にいいけども、これは人間の病院食と同じではないかな?
食事が楽しみなのは、人もうさぎも同じでは?
そう思い、「野菜の量を増やす方向で調整してみよう」と決めました。
1歳から5歳までの食事
野菜の量を増やすときには、次のことに注意しました。
- ペレットと野菜の合計量は、体重2.5kgの3%(1日75g)にする
- 下痢や軟便がないか確認しながら少しづつ量を増やす
ペレットと野菜でお腹がいっぱいにならないように総量を制限し、下痢で体を壊さないような野菜の量を経験的に調整しました。
調整後の食事のメニュー
試行錯誤しながら調整し、3か月後には食事のメニューが定まりました。
- 野菜:体重2.5kgの1.6%(1日40g、1回は20gづつ)
- ペレット:体重2.5kgの1.6%(1日40g、1回は20gづつ)
- 牧草:食べ放題
これについては、うさこに適したメニューでどのうさぎにも当てはまるわけではありません。
常にこのメニューではなく、うさこが下痢や軟便のときは野菜を減らし5g程度にして様子を見ました。
また、獣医さんやうさぎ専門店から見れば、野菜が多すぎて問題があると思います。
この食生活の結果から見ると、初代うさこは8歳まで生き、歯の不具合(不正咬合など)もなく生活しましたので、飼い主として健康で楽しい食事を提供できたと思っています。
5歳以上の高齢期の食事
うさぎの5歳は人間の50歳に相当します。
5~6歳になると高齢期に入りますので、うさぎの状態をよく観察して、
- やせてきた
- 太ってきた
- 毛艶が悪くなった
などの場合は食べ物(特にペレット)の調整をしましょう。
従来の食事法で元気に動き回っているうちは変える必要はありません。
時々、5歳になったからと言ってペレットを5歳以上用のものに切り替える方もいますが、これをやることで栄養不足になり元気がなくなるうさぎもいます。
人間と同じで個体差がありますので、うさぎの状態を飼い主が見極めて食事法を調整してください。
飼育書は一般論が書いてあり参考になりますが、全部に当てはまる訳ではありません。
大切なのは、物言わぬうさぎをよく見て、うさぎの健康にとって飼い主としてどうするのが良いかを判断することです。
おすすめのおやつ
おやつについては簡単にふれたいと思います。
先ほどの獣医さんの意見を見ますと「野菜はおやつであり、果物や野草もおやつ」になります。
うさこの好きなものランキングに果物(りんご、バナナ)を入れると、
果物>野菜>ペレット>牧草 になります。
特に果物は大好きで、バナナをあげるときには、ダッシュで走ってきて私の周りをくるくる回りながら待っていました。
おすすめのおやつとあげる量
獣医さんは、健康・栄養面からおやつに積極的でない意見も多いのですが、元気のないときや食欲のないときに、おやつをあげる意味があると思います。
また、うさぎにとっておやつは楽しみです。
おすすめのおやつ
おすすめのおやつは、次のものです。
- 自然の野菜、果物
- 市販品では、乾燥野菜、ドライフルーツ(保存料・着色料を使用せず、砂糖も使用していないもの)
小動物用のクッキーなどは避けたほうがよいでしょう。
私は、りんごやにんじんを小さく切って天日干しで乾燥させてからあげています。
水分の多い生野菜が主食なので、おやつは生の果物はあげず、乾燥したものを与えています。
量はどれぐらい?
大抵の飼育書で「おやつは少量あげる」と書いてあります。
「少量ってどれくらい?」と思いますが、これも飼い主がうさぎの様子を見ながら決めることになります。
私は、おやつとして乾燥りんごや乾燥にんじんを毎日あげており、1かけらを2個ぐらいです。
1かけらの大きさは人差し指の指先に乗る程度で、重さは1gもないと思います。
うさぎが喜ぶ様子を見ると、おやつをもっとあげたくなりますが、うさぎの健康を考えるとこれぐらいで十分です。
まとめ
私が考える主食は、次の3つです。
- 野菜
- ペレット
- 牧草
与える量については、牧草を食べ放題にし、ペレット・野菜は、お迎えしたうさぎの食べ物の好みや体調面を考えて調整して決めます。
おやつは、うさぎが楽しみにしている食べ物であり、少量を心がけて与えてください。
健康に良く、うさぎが楽しみな食事を提供してあげましょう。
うさぎは家族であり、うさぎも食事を楽しみにしています。
食事の量については、飼育書を読んでも具体的にわからないことが多々あります。
飼育書と実際のお世話とのギャップを解消するお手伝いになれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました。