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カメが縁起物とされる理由とは?スピリチュアルと神話で徹底解説

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「カメって、なんだか縁起が良さそう…」そう思ったこと、ありませんか?

のんびりした表情と、どっしりした甲羅。ゆっくり歩くその姿には、不思議と癒される力がありますよね。

だけど実は、それ以上に深いスピリチュアルな意味や、世界各地の神話・伝承の中で特別な存在として扱われてきた背景があるんです。

この記事では、「なぜカメが“縁起がいい”とされているのか?」というテーマを軸に、スピリチュアルな観点、古代神話、風水の世界まで、幅広くご紹介していきます。

読んだあとにはきっと、カメを見る目がちょっぴり変わるはずですよ。

カメが縁起がいいと言われる理由

カメが縁起の良い生き物として親しまれているのは、日本だけでなく世界中に共通する感覚です。

古代から人々はカメを「神の使い」や「守り神」として大切にしてきました。

その理由は大きく分けて3つあります。

●まず第一に、カメは非常に長寿な生き物であること。100年近く生きる種類も多く、その落ち着いたたたずまいやゆったりとした動きから、「時間を味方につける存在」として捉えられてきました。

●第二に、カメは「甲羅」という頑丈な殻を背負っていることから、「守護」や「安全」「安定」を象徴するとされてきました。古代の人々は、敵から身を守り、自分の世界を背負って生きるカメに、精神的な強さや知恵を重ねていたのです。

●第三に、カメは風水や神話、スピリチュアルな世界観の中で、「金運」「家庭運」「仕事運」を上げる象徴としても登場します。特にアジア圏では、カメの置物や絵柄を家に飾ることで、「福を呼び込む」「運気を安定させる」と信じられており、現代でもその人気は衰えません。

このように、カメが縁起がいいとされるのは、ただ見た目が穏やかだからではなく、長寿・守護・運気アップという3つのエネルギーを内包した存在だからなのです。

スピリチュアル的に見たカメの意味

スピリチュアルの視点で見ると、カメは「地と天をつなぐ存在」とされ、私たちのエネルギーを整え、地に足をつけて進む力を与えてくれると言われています。

特にカメは「変化のタイミング」に現れることが多く、夢の中に出てきたり、現実で突然出会ったときは、人生の節目や転換期のサインとも解釈されます。

また、カメは「ゆっくりでも確実に進む」という姿勢から、焦る気持ちを落ち着かせてくれる象徴ともされます。

スピリチュアルメッセージとしては、「今のままでいい」「信じて進みなさい」という、優しい励ましを届けてくれているような存在です。

さらに、カメの甲羅は「外的なものから身を守るバリア」としての意味もあります。

ネガティブなエネルギーから自分を守るための象徴としても解釈され、心のバランスを保つ守護存在として信じる人も多いです。

神話や伝承から見るカメの神聖性

カメは古くから、さまざまな神話や伝説に登場してきました。

たとえば日本の「浦島太郎」では、助けられたカメが恩返しとして竜宮城へ連れて行くというストーリーがあります。

これは「善い行いが後に幸運を呼ぶ」「時間と空間を超える導き手」としての象徴とも読めます。

また中国では、「霊亀(れいき)」という神聖なカメが天帝の使いとされ、未来を予言する力を持つと信じられてきました。

特に古代中国の風水や五行思想の中では、「北を守る守護獣」としてのカメ(玄武)も重要な存在です。

インド神話では、世界を支える大亀「クールマ」が登場します。

このカメの背中に大地が存在し、宇宙を支える神の化身として崇拝されているのです。まさに、神話におけるカメは「宇宙の土台」「循環のシンボル」として描かれ、命そのものを支える存在として重要視されてきました。

神話に登場するカメたちは、いずれも「ただの動物」ではなく、人間の運命や自然界のバランスをつかさどる象徴的な存在として描かれているのが共通点です。

世界の神話に登場するカメたち

 

日本の浦島太郎と霊亀の伝承

日本において、カメの縁起の良さを語るうえで欠かせないのが「浦島太郎」の物語です。

この昔話では、浜辺で子どもたちにいじめられていたカメを助けた浦島太郎が、そのお礼に竜宮城へ招かれ、美しい乙姫さまや夢のような世界と出会うという内容ですよね。

この物語には、ただのファンタジー以上の深い意味が込められています。

カメは「恩返し」「導き」「時空を超える存在」として描かれ、目に見える世界の先にある“神聖な世界”へと案内してくれる使者のような存在として登場しています。

また、「霊亀(れいき)」という言葉は、古代日本でも「神聖なカメ」を指し、特別な年にしか現れない瑞兆(ずいちょう=めでたいしるし)として天皇の治世を祝う場面にも登場しました。

ここからもわかる通り、カメは昔から神の加護を受けた“祝福の象徴”として特別視されていたのです。

中国神話の神獣・霊亀とは?

中国の伝説や風水において、カメは「霊亀(れいき)」として登場します。

これはただの動物ではなく、神の使いであり、天と地をつなぐ存在とされています。

中国神話における霊亀は、未来を占う力や神託を伝える力があるとされ、特に古代の皇帝たちは、亀の甲羅を使って神意を読み解いていたほどです(これが「亀卜(きぼく)」と呼ばれる占術ですね)。

また、中国の四神(ししん)のうち「玄武(げんぶ)」は、カメと蛇が合体したような姿をしており、北方の守護獣とされています。玄武は「忍耐・防御・長寿・知恵」を象徴し、国家や王朝の平和と繁栄を守る存在として描かれました。

このように、中国ではカメは“ただ縁起がいい”を超えて、「国家レベルの守護存在」として扱われていたことがわかります。

インド神話におけるカメの役割

インドの神話でも、カメは重要な役割を担っています。

代表的なのは「ヴィシュヌ神の化身」としてのカメ、「クールマ」です。

この神話では、神々と悪魔が協力して「乳海(にゅうかい)」と呼ばれる神聖な海をかき混ぜ、アムリタ(不老不死の霊薬)を得ようとするシーンがあります。

そのとき、山を棒にして海をかき混ぜるのですが、その山が沈まないように支えたのが、巨大なカメ=ヴィシュヌ神の化身だったのです。

この神話からもわかるように、カメは「世界を支える存在」「安定の象徴」として崇拝されてきました。大地や宇宙のバランスを守る重要な存在とされていたんですね。

カメと風水の深い関係

 

風水でのカメの役割と配置の意味

風水において、カメは「北を守る守護神」とされ、安定や蓄財、家族の調和をもたらす存在として非常に重宝されています。

カメの置物を家の北側や玄関に置くと、運気のベースが整い、「家庭の基盤が安定する」「仕事が落ち着く」「良縁を呼び込む」など、運気をじわじわと底上げしてくれると考えられています。

特に背中の甲羅は「外敵から身を守るシンボル」として、魔除けの効果があるとされ、玄関やベッドの近くなど「無防備になりがちな場所」に置くことで、安心感のある空間をつくることができます。

また、カメの素材によっても運気が変わると言われていて、たとえば金属製のカメは「仕事運」、木製は「家庭運」、水晶製は「浄化・健康運」に効果があるとされています。

インテリアとしても可愛らしく、パワーアイテムとしても実力派なのがカメの魅力なんです。

家庭運・仕事運・金運への影響

カメの持つ「ゆっくりだけど着実に進む」という性質は、風水的にも“継続性・安定性”という運気を象徴しています。

これは家庭や仕事の運気と非常に相性がよく、特に「コツコツ努力してきたことが実を結ぶようになる」「急がずとも確実に成功が近づく」など、長期的な視野で物事を捉えるエネルギーを与えてくれます。

また、金運においては「財を守る」役割が強く、無駄な出費や浪費を防ぎ、堅実な生活へと導いてくれる存在とされます。いわば“守りの金運”を持つ縁起物。それがカメなんですね。

カメは龍とつながる存在

 

四神「玄武」としてのカメ

先ほども少し触れましたが、中国の四神(東西南北を司る神獣)のうち「北」を守るのが、カメと蛇が組み合わさった神獣「玄武(げんぶ)」です。玄武は防御力が高く、じっくりと物事を進める安定したエネルギーを象徴しています。

災厄や邪気を寄せつけない力を持ち、家の北側にこのモチーフを置くと運気が整うとされています。

風水や占術の世界では、玄武は「最も頼れる守護神」の一つとされ、その存在感は圧倒的。

亀が単独で登場する場合でも、背後にはこの“玄武のエネルギー”があると考える人も多いんですよ。

カメと龍の風水的ペアパワー

実はカメと龍のコンビは、風水において“究極の運気安定コンビ”とも言われています。

龍は「勢いと発展」、カメは「安定と守護」を象徴しており、この2つの力をバランスよく取り入れることで、成長と持続の両方を手に入れられるとされています。

たとえば「龍が進めた道を、カメが守り抜く」という考え方は、ビジネスにおける攻めと守りのバランスにも通じます。

開運グッズでも、龍とカメが一緒に彫られている置物や、玄関に龍、部屋の奥にカメを配置するなど、セットで使うことでより高い効果が得られるとされているんです。

カメは長寿の象徴って本当?

 

古代からの「長生き」の象徴としての背景

カメ=長寿というイメージは、私たち日本人の間ではすでにおなじみですよね。

年賀状のデザインや祝いの席での飾りなど、「鶴は千年、亀は万年」という言葉とともに、長生きの象徴としてカメが登場するのを見かけたことがある方も多いと思います。

実際、カメは種類によっては寿命が非常に長く、100年以上生きる個体も存在します。

特にゾウガメやリクガメの仲間たちは、静かに、穏やかに、そして何十年も生き続けるその姿から、人々の憧れや尊敬の対象となってきました。

さらに、古代中国では「寿(じゅ)」という漢字の象徴としてもカメが用いられてきました。

甲羅が硬く、外敵から身を守り、コツコツと地道に生きる姿は、まさに「健やかに長く生きる」人生の理想像を体現しているのです。

カメの姿を見ると、私たちは「焦らなくていいんだ」「マイペースでも、進み続けることが大切なんだ」と、自然と心が落ち着くもの。

それがスピリチュアルな世界でも、健康や長寿をもたらす象徴としてのパワーへとつながっています。

現代でも続く“縁起もの”としての位置づけ

現代においても、カメは「健康」「長寿」「穏やかな人生」の象徴として、多くの人に親しまれています。

神社やお寺などで見かける「亀の石像」や「カメの絵馬」は、長寿祈願や病気平癒の願いを込めて置かれていることが多いです。

また、お土産としても人気の「カメのストラップ」「長寿カメの置物」なども、年配の方だけでなく、若い人たちにも“お守り感覚”で手に取られています。

これはただの伝統ではなく、「カメが持つ安心感やスローライフの象徴が、今の時代のストレス軽減や癒しにつながっている」からとも言えるでしょう。

さらに、「健康で長生きしたい」「無理なく穏やかに人生を送りたい」と願う人が増えている今、カメという存在は、古代から続く知恵と祈りの象徴として、ますます注目されているのです。

まとめ:カメが縁起がいいとされる理由をもう一度

 

カメはなぜ、これほどまでに「縁起の良い存在」とされてきたのでしょうか?
その背景には、古代から現代に至るまで受け継がれてきた、深い象徴の意味がありました。

カメが縁起の良い存在とされる理由は、

  • 長寿の象徴として、健康や長生きの願いが込められている
  • 甲羅を持つことで「守護」「安定」「魔除け」の意味を持つ
  • スピリチュアル的には「変化のサイン」「導き手」として登場する
  • 神話では宇宙を支える存在として、神聖な役割を担ってきた
  • 風水では北の守護獣「玄武」として家庭運・金運を司る
  • 龍とのペアで「発展と安定」をバランスよく取り入れる存在とされる

私たちがカメに惹かれるのは、その姿の可愛さだけじゃなく、無意識のうちに安心感や守られている感覚を感じているからなのかもしれません。

もし今あなたのまわりに、ふとカメが現れたら…それは、運気の波が穏やかに整いはじめているサインかも?

ゆっくり、でも確実に幸運へと導いてくれるカメの力。日々の暮らしに、少しだけ意識して取り入れてみるのも素敵ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。